別荘を購入するときは、使用目的、求める基準等をしっかりと認識してかかることが大事だ。別荘だけに当然本宅があるはず。一般に本宅には自己の欲するものはがほぼ詰まっているいるとしょう。しからば、遠方に別荘かまえるともなれば、かなりの資産を持っておられる方は別として、おおよそのケースでは子供も学校を卒業、ご本人もそこそこの年齢になり夫婦2人での今後の生活をベースに、どういった別荘を取得するかということになろう。
こうした状況から求められる別荘というのは、例えば、部屋数一つ見るなら、自分たちの寝室とゲストルーム1つがあれば十分。普段使わない部屋がたくさんあれば掃除一つ見ても大変だ。キッチンの収納棚はこれから年齢が一層高くなってくるだけに手の届くところにあってほしい。バス、トイレ等は肌に触れるものだけにきれいに越したことはない。建物は小振りでも外観はすっきりしたもの、まわりの環境は別荘だけに大事にしたい。といったところではないだろうか。
ところが現実は、不動産屋の案内でついていくと、
①部屋数が異常に多かったり、
②吐き出し窓上部サンに頭があたるほど建てつけが低かったり、
③軽井沢(寒冷地)にあって窓ガラスがシングルだったり、、
④押入れを開けるとカビの匂いがプーんとしてきたり、
⑤ログハウス調であっても新築以降10年余り防腐剤、或いはペンキを塗り替えたことが無っかたり、
⑥道路と玄関口をつなぐ欄干のてすりが腐っていて、もたれかかれと欄干もろとも落下しそうだったり、
⑦テラスのまわりが水はけが悪いのか、日照が良くないのか歩けば土がふわふわ、ジメッとしていることがあったり等々、
これら良くないことがなぜ起きるか。それは家を新築するときのオーナーの建築にたいする意識の低さにある。こういう別荘が軽井沢に限らず意外と多いだけに、一戸建て別荘を購入する際は現地に根気よく足をはこび、都度しっかりチェックしなくてはならない。これが出来ない人は別荘をあきらめるか、予算が大きくなるが納得できる仕様で新築するかだ。 |